【月10万円以上】給付型奨学金まとめ

まとめ・比較

「給付型奨学金って、どうせ月3〜5万円でしょ?」

そう思っていませんか? 実は、月10万円以上の給付型奨学金は12財団以上存在します。しかも返済不要。月20万円以上の財団も複数あり、JASSOと倂用すれば月の奨学金収入が25万円を超えるケースも珍しくありません。

ただし、高額な財団ほど採用枠が少なく競争率も高いのが現実です。この記事では、財団一覧・倂用シミュレーション・書類で差をつけるポイントまで、高額奨学金を狙うための情報をまとめて解説します。

この記事でわかること

・月10万円以上の給付型奨学金一覧(12財団)

・JASSOと倂用した場合の月収入シミュレーション

・学部不問・理系・特定分野それぞれの狙い目財団

・高額奨学金の書類選考で差をつける3つのポイント

・学年・時期別の申請スケジュール

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月10万円以上の給付型奨学金 一覧

大学院生が応募できる月10万円以上の給付型奨学金をまとめました。月額の高い順に掲載しています。

財団名月額対象分野主な締切
旭硝子財団最大25万円理系(自然科学・工学)5月
軽金属奨学会10〜25万円軽金属に関する研究10月
飯島藤十郎記念食品科学振興財団23万円食品科学・栄養系3月
本庄国際奨学財団19〜21万円学部制限なし10月
吉田育英会 ドクター2120万円博士課程のみ4月
岩谷直治記念財団15万円自然科学系12月
守谷育英会12〜15万円学部制限なし4月
中谷財団12〜20万円BME(生体医工学)分野6月
ウシオ財団12万円学部制限なし5月
杜の邦育英会10万円学部制限なし4月
クマ財団クリエイター奨学金10万円クリエイター・芸術系6月
フジシール財団10万円学部制限なし2月
※最新情報は各財団の公式HPをご確認ください(2026年度情報)

学部不問で狙える高額財団 3選

専攻に関係なく応募できる財団は競争率が高くなりますが、その分どの分野の学生にもチャンスがあります。

① 本庄国際奨学財団|月19〜21万円

月額19〜21万円(受給期間により変動)
対象学部制限なし・大学院生
締切10月下旬

学部制限なしで月額最大21万円。給付型の中でもトップクラスの金額です。受給期間によって月額が変わり、1〜2年受給なら月21万円、3年なら月19万円になります。秋募集のため、春を逃した人にも挑戦のチャンスがあります。

② 守谷育英会|月12〜15万円

月額修士15万円・博士12万円
対象学部制限なし・大学院生
締切4月下旬

学部不問で修士生に月15万円。文系・理系を問わず応募できるため、まず候補に入れるべき財団です。春募集のため、入学直後から動く必要があります。研究計画書と「将来何を社会に還元するか」の志望理由が選考の鍵になります。

③ ウシオ財団|月12万円

月額12万円
対象学部制限なし・大学院生
締切5月

光・電気関係の企業「ウシオ電機」が設立した財団。学部不問で月12万円。財団の理念は「光とエネルギーで社会をよりよくする」で、研究分野を問わず「社会への貢献」を志す学生を求めています。

理系・特定分野で狙える高額財団

対象が限定される分、競争率が下がる財団もあります。自分の専攻と合致するなら積極的に狙いましょう。

理系で狙える高額財団

旭硝子財団(月最大25万円):自然科学・工学系。AGCグループ運営の老舗財団
岩谷直治記念財団(月15万円):自然科学系。12月締切で秋学期からでも間に合う
軽金属奨学会(月10〜25万円):アルミ・チタンなど軽金属の研究者向け。競争率低め

特定分野で狙える高額財団

飯島藤十郎記念食品科学振興財団(月23万円):食品科学・栄養系。月額の高さはトップクラス
中谷財団(月12〜20万円):BME(生体医工学)専攻向け。研究助成も含む
クマ財団(月10万円):クリエイター・芸術系。比較的採用枠が広め(約50名規模)

JASSOと倂用したら月収入はいくらになるか

民間財団の多くはJASSOとの倂用が可能です。組み合わせると月の奨学金収入がどうなるか見てみましょう。

組み合わせ月合計うち返済不要
JASSO第一種(8.8万)+守谷育英会(15万)23.8万円15万円
JASSO第一種(8.8万)+ウシオ財団(12万)20.8万円12万円
JASSO第一種(8.8万)+杜の邦育英会(10万)18.8万円10万円
JASSO不要+本庄国際(21万)単独21万円21万円(全額)
※倂用可否は財団ごとに異なります。応募前に募集要項で必ず確認してください

倂用OKな財団を探したい方はこちら
倂用可否を財団ごとにまとめた記事も公開しています。

申請スケジュール:学年・時期別の早見表

時期応募できる主な財団やること
入学前(2〜3月)飯島藤十郎(3月)・フジシール(2月)財団リストアップ・研究計画書の素案作成
M1春(4〜5月)守谷育英会・吉田育英会・杜の邦・ウシオ財団・旭硝子財団春の最繁忙期。複数財団に並行応募
M1初夏(6月)中谷財団・クマ財団春に出せなかった財団のフォロー
M1秋(9〜12月)本庄国際(10月)・軽金属奨学会(10月)・岩谷直治(12月)秋募集の狙い目。研究実績が積まれている
M2春(4〜5月)M1春と同じ財団に再挑戦研究実績が増えた状態で再応募。採用率が上がりやすい

高額奨学金の書類で差をつける3つのポイント

高額な財団ほど選考は厳しくなります。書類の完成度が合否を左右します。

① 研究テーマと財団の理念を結びつける

採用担当者が最初に確認するのは「なぜこの財団を選んだのか」です。財団の設立理念・支援分野と自分の研究がどう繋がるかを、具体的な言葉で説明できれば一段階上のレベルになります。「奨学金が欲しいから」ではなく「この財団が掲げる◯◯という価値観を、自分の研究テーマ□□で実現したい」という構造で書くのが基本です。

② 将来のビジョンを具体的に書く

「社会貢献したい」という抽象的な表現は避けましょう。「◯◯の研究で得た知見を△△の産業に応用し、□□という課題を解決する」という形で、5〜10年後の姿を具体的に描くことが求められます。財団が「この学生に投資したい」と思えるビジョンを示せるかが鍵です。

③ 複数財団に使いまわさない

「どの財団にも同じ書類を出す」というパターンは選考担当者に見抜かれます。財団ごとに設立理念・支援対象・選考の重点が違うため、書類の核となるメッセージを財団ごとに調整することが必要です。ベースとなる研究計画書を1本作り、財団ごとに「財団との接点」の部分を書き換えるやり方が効率的です。

落ちやすい人の共通パターン
・全財団に同じ志望動機をコピペしている
・「お金が必要だから」が志望理由になっている
・締切直前に慌てて書いている(書類の質が落ちる)
・財団の設立理念を調べずに応募している

よくある質問

Q. 高額な財団ほど採用されにくいの?

A. 一般的には採用枠が少ない財団ほど競争率が高くなります。ただし対象が「軽金属研究者」「BME専攻」など限定される財団は、月額が高くても応募者自体が少ないため相対的に通りやすいケースもあります。月額だけでなく「自分が対象に当てはまるか」を先に確認しましょう。

Q. 複数の高額財団に同時応募してもいい?

A. 応募自体は複数財団に同時に出して問題ありません。採用通知を受けた後に、倂用OKかどうかを確認して受給の組み合わせを決めます。倂用不可の財団に2つ採用された場合は、一方を辞退することになります。

Q. 学部生でも月10万円以上の財団に応募できる?

A. 一覧で紹介した財団の多くは「大学院生対象」です。学部生向けの高額財団は少ないですが、一部あります。募集要項の「対象学年」欄で必ず確認してください。

Q. 月20万円をもらいながら研究できる人は本当にいる?

A. います。本庄国際・旭硝子財団・守谷育英会などを受給している院生は実在します。こうした高額財団の奨学金があればアルバイトをゼロにしても生活が成り立ちます。「どうせ無理」と思って申請しないのが最大の損失です。

まとめ

この記事のポイント

・月10万円以上の給付型奨学金は12財団以上ある

・学部不問の財団(守谷・ウシオ・杜の邦など)は文理問わず応募できる

・JASSOと倂用すれば月20万円超の奨学金収入も現実的

・M1春(4〜5月)が最繁忙期。入学前から準備して複数財団に並行応募する

・書類は財団の設立理念と研究テーマの接点を具体的に書くことが最重要

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