「博士課程の研究費が足りない…でも給付型奨学金は難しそう」
そんな大学院生にこそ知ってほしいのが、旭硝子財団の奨学プログラムです。修士月額10万円・博士月額25万円を支給し、専攻不問・大学不問で応募できる給付型奨学金です。
この記事では、旭硝子財団奨学プログラムの対象者・給付内容・応募の流れ・採用のコツまで、スカラボがわかりやすく解説します。
この記事でわかること
・修士・博士・修博一貫の3コースごとの給付額と採択人数
・「大学院推薦制」の仕組みと動き出すべきタイミング
・海外研究活動支援奨学金(年上限20万円)も受け取れる条件

旭硝子財団 奨学プログラムの基本情報
まずはざっくり全体像から確認しましょう。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 財団名 | 公益財団法人 旭硝子財団 |
| 給付額 | 修士:月額10万円 / 博士:月額25万円 |
| 給付期間 | 修士2年間 / 博士3年間 / 修博一貫5年間 |
| 採択予定 | 修士 約10名 修博一貫 約10名 博士 約2名 |
| 返済義務 | なし(給付型) |
| 専攻分野 | 問わない (専門職・医歯獣医・6年制薬学を除く) |
| 対象大学 | 問わない(推薦受諾大学に限る) |
| 対象 | 日本国内の大学院修士・博士課程の学生 |
| 学力基準 | 記載なし |
| 例年の締切 | 毎年春ごろ(推薦経由) |
| 選考方法 | 修士:書類選考 修博一貫・博士:書類+面接 |
旭硝子財団とは?
旭硝子財団は、AGCグループ(旭硝子)が設立した公益財団法人です。「科学技術の振興と地球環境問題の解決に貢献する」という理念のもと、優秀な大学院生への奨学支援のほか、研究助成・シンポジウム開催など多角的な事業を展開しています。
奨学プログラムは修士・修博一貫・博士の3コースに分かれており、博士課程では月額25万円という国内トップクラスの給付水準が特徴です。さらに海外での研究活動に対して年1回・上限20万円の海外研究活動支援奨学金も別途受け取ることができます。
給付内容と継続条件
コースによって給付額・期間・選考方法が異なります。修博一貫コースは修士課程中に応募し、博士課程進学後は月額が25万円に増額されるため、長期的な研究計画がある方に特に有利です。
| コース | 月額 | 給付期間 | 採択数 | 選考 |
|---|---|---|---|---|
| 修士課程 | 10万円 | 2年間 | 約10名 | 書類のみ |
| 修博一貫 | 10万円→25万円 | 5年間 | 約10名 | 書類+面接 |
| 博士課程 | 25万円 | 3年間 | 約2名 | 書類+面接 |
応募できるのはこんな人
応募の流れ
旭硝子財団への応募は大学院推薦制です。財団から推薦依頼を受けた大学院が学内で候補者を選考し、推薦する仕組みのため、まず自分の大学院の窓口(学務・奨学金担当係)に確認することがスタートになります。
1. 大学院窓口への確認(毎年1〜3月ごろ)
所属大学院の学務担当または奨学金担当窓口に、旭硝子財団の推薦募集があるかを確認します。推薦受付は毎年春に行われるため、年度始まり前に動き出すのが理想です。
2. 学内選考・大学院からの推薦(春ごろ)
大学院が学内候補者を選考し、財団へ推薦書類を提出します。修士コースは書類選考のみで結果が決まります。修博一貫・博士コースは書類通過後に面接が実施されます。
3. 財団による選考・採用通知
財団による書類・面接選考を経て、採用通知が届きます。採用者は給付開始月から毎月支給が始まります。
採用率を上げるコツ
まとめ
旭硝子財団の奨学プログラムは、博士月額25万円・専攻不問・返済不要という、研究に本気で取り組む大学院生にとって最上位クラスの給付型奨学金です。推薦制という特性上、早めの情報収集と指導教員への相談が採用への近道になります。
例年の推薦受付は春ごろです。年度始まり前に大学院窓口へ確認し、推薦のチャンスを逃さないようにしましょう。


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